株価指標 PER

PER = 株価 ÷ 1株利益

第一国立銀行

PER(株価収益率)は、投資した金額が何年分の利益で回収できるかを表す株価指標です。PBRなどと並んで、よく知られている指標のひとつです。

同一業種で比較

どのくらいの株価収益率が妥当かの客観的な基準はありません。一般的には、20倍以上のPERは高いと言われていますが、成長が期待できる銘柄はPERが高くなる傾向にあります。

式から分かるように、株価が同じなら、利益が2倍になれば、PERは1/2になり、逆に利益が1/2になれば、PERは2倍になります。株価は将来の企業の収益を織り込みながら上げ下げするので、同じPERを維持するには、当然のことながら、増益なら株価が上がり、減益なら株価が下がります。

相場全体の動向でも、PERは変動します。上げ相場なら、PERは高めに推移しますし、下げ相場ならその逆になります。日経平均株価が8,000円台だったときは、総じてPERは低めになっていました。

PERの使い方として有効なのは、同一業種でPERを比較して、割安銘柄を探し出すことです。

たとえば、表にある電気機器メーカの連結PERを比較します。

コード 銘柄名 株価 連結PER 取引単位
6501 日立 454円 10.2倍 1,000株
6752 パナソニック 1,181円 34.0倍 100株
6753 シャープ 897円 33.2倍 1,000株
7739 キャノン電子 2,285円 12.5倍 100株
7751 キャノン 4,240円 23.0倍 100株

この5社で連結PERだけで比較すると、日立が株価的には最も割安であると言えます。

キャノンとキャノン電子の連結PERを見ると、株価的にはキャノン電子のほうが上値余地が大きそうですが、人気の差が株価に反映されているようです。

株価はさまざまな要因で上げたり下げたりします。最終的にはPERだけでなく、他の指標や数値以外の情報も参考にして、投資判断するようにしましょう。