強気の包み線上げ予兆

安値圏では上昇のサイン

日足なら前日、週足なら先週のローソク足が陰線であり、次のローソク足が陽線となって、直前の陰線をすっぽり覆っているチャートのことを、[強気の包み線 つよきのつつみせん]と言います。[抱き線 だきせん]と言うこともあります。

安値圏でこのチャートが出ると、株価上昇のサインなって、値上がりする確率が高くなります。

長い陽線後の始値に注目

次の大正製薬の日足チャートは、高値から徐々に下値を切り下げてきた下落途中のチャートです。その後下げ一服になって、[強気の包み線]が出ました。

強気の包み線

この[強気の包み線]は、2本の日足で判断できるので、とても分りやすい。安値横這い圏で、短い陰線を引いた翌日に大きな陽線が出て、前日の陰線を完全に包み込んで、[強気の包み線]チャートが完成しています。

[強気の包み線]が出現した後は、下値を切り上げて、上昇に転じました。大きな陽線が出た後なので、安く買いたいと思っている人には買いにくいですが、ここが大きな買いチャンスです。

[強気の包み線]が出た翌日も高く始まるようなら、ますます上昇が期待できます。

だましに注意

次の日足チャートを見ると、AとBの2箇所に[強気の包み線]が出ています。いずれの場合も、下落過程で出ました。

A点はとても分りやすいチャートをしています。黒三兵の後、前日の小さな陰線を包み込み、大きな陽線を出して、[強気の包み線]になっています。

しかしながら、A点では値上がりせず、だましになってしまいました。このように、チャートは外れることもあるので、予想に反した値動きをした場合は、早めに損切りすることが大切です。

もうひとつのB点は、前日の陰線が大きめで、微妙に上髭がわずかに上にはみ出しているので、厳密には[強気の包み線]と言えないが、やはり下落過程で出現し、こちらはその後上昇に転じました。

強気の包み線

[強気の包み線]チャートは、長い陽線が出た翌日の始値に注目です。A点のように、翌日が安めに始まると、上がらないこともあるので、翌日のローソク足をよく見て判断することです。