株価上昇への兆候
酒田五法上げチャート |
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逆三尊底 |
三川明けの明星 |
三空叩き込み |
赤三兵 |
上げ三法 |
[三川明けの明星 さんせんあけのみょうじょう]は、下落した株価が上昇相場へ転換する兆候となる典型的なチャートです。三川明けの明星チャートが出現したら、買いのチャンス到来です。
値上がりの確率が高いチャートなので、見逃さないようにしてください。勝率の大幅アップが望めます。
1本目のローソク足が大きな陰線。
2本目のローソク足は、下放れて始まった(窓を空ける)ものの、下落する勢いは弱く、星が光っているようなローソク足(柱もひげも短かめで、コマの形にも見える)。陰線でも陽線でもよい。
3本目は、ギャップアップ(窓を空ける)した大きな陽線。
この3本のローソク足のセットが、株価上昇の兆候として広く知られている[三川明けの明星]です。
2本目と3本目のローソク足は窓空け
次の日足チャートを見ると、大きく上げて7,340円を付けた株価が下落に転じ、大きな陰線を出しつつ、5,200円台まで下げてきました。
その後も窓を開けて下げ続けましたが、5,000円を目前にして踏みとどまり、下放れて始まったローソク足Bは、終値も始値の差が、わずか40円の値幅しかなかった。翌日は窓を開けての上昇(ローソク足C)で始まり、買いの勢いが優勢となり、大きめの陽線で終わって、[三川明けの明星]チャートが完成。
その後株価は上昇に転じて、6,000円台を回復しています。
このチャートの特徴は、1本目の陰線が長く、2本めが窓を開けて下げるので、下落相場継続中と勘違いしやすいことです。
ローソク足Bをよく見ると、柱が短く星が光っているような形をしています。このような時は、次のローソク足Cをよく確認する必要があります。もし上放れした陽線で始まって、1本目のローソク足Aの真中より上のほうで終わっていれば、翌日以降株価の上昇が期待できます。
ただし、下落基調が続いているのも確かで、あわてて買うと下がる危険性も残っています。安全を期すのならば、[三川明けの明星]が出現した後、少なくとも25日移動平均線が、平行から上向きに転じてから買うほうが確実です。
次の3279 アクティビア・プロパティーズ投資法人(略称:API)の日足チャートは、2本目のローソク足の位置が、窓を開けていないので基本形とは違うが、典型的な[三川明けの明星]の値動きをしています。
このチャートの逆のチャートが、[三川宵の明星 さんせんよいのみょうじょう]で、こちらは、下落のサインとして知られています。