流動比率(Current ratio)は、企業の安全性を判断する株式指標で、資金繰りに問題ないかを表す指標で、最低150あれば、当面の資金繰りは大丈夫だと言われています。
流動資産(現金、預金、受取手形、売掛金、未収金、有価証券、棚卸資産など)は、1年以内に現金化金または費用化される資産です。
流動負債(支払手形、買掛金、1年以内返済の短期借入金、未払金など)は、1年以内に返済期日が来る負債です。
流動資産が流動負債を上回っていれば、計算上は、短期の資金繰りには問題ないと言えます。
しかし、昨今の金融不安で、貸し出しが厳しくなり、流動比率が低い企業は黒字でも、短期の支払に窮して、倒産する企業もあります。また、問題のある棚卸資産を計上することもあり、棚卸資産が急に増えたりしたら要注意です。
現預金以外の流動資産は、帳簿価格で処理できないことも多いので、特に棚卸資産は市場価格0の物もあると保守的に考えたほうがよいくらいです。したがって、流動比率が100%を超えたぐらいでは不安です。上場企業では150%を超えていれば、目先安全だと言われていますが、調べてみると、「200%以上が望ましい」と書かれている専門書もあります。
私なりの投資対象外銘柄の基準です。
特に気をつけないといけないのが、新興市場です。企業規模も小さく、ちょっとした業績不振でも、大きく指標が変動します。4半期ごとに決算短信をチェックしたほうがよいでしょう。
倒産しない上場企業の簡単判定法 では、実際に倒産した企業や、大きな赤字を出した企業の直近の決算書から、流動比率と自己資本比率を計算しています。